〔お仕事〕

  • 今日は祝日。

気がついたら三連休の初日です。
お客さんの入りもまずまず。
だいたい普段の日曜日は午後から夕方にかけて来客数が増えてグラフでいうとこの
“山”を作るんだけど、今日は午前中の遅い時間、
つまりお昼前から問い合わせを含めて活気がありました。

S社のOさんが顔を見せてくれる。
あらあらこんにちは〜!とかいいつつ、連休だということを思い出し、
休日出勤なのではと聞くとそうだとの答え。
そういえば年末もニコニコしながらやってきてたなあ。
書店の店員の勤務にあわせるとどうしても同じように不規則になってしまうんだろうか。
ご苦労様です☆

そしてOさんは研修会の帰りだという。
書店での万引対策として懸案中のICタグの運用について、
出版社の間でそういうチームが組織されているらしい。
S社さんは人文書がメインの中堅版元さんと思うのだが、
そのチームには大手版元さんからも参加があるらしく
(確かにコミックの万引件数はすごいんだろうなあ。新古書店でも高く買い取ってもらえるし)、
いわば超版元の出版業界ぐるみの取り組みだ。
ICチップは紙のような形状で、
購入後にはプライバシーの観点からそのページを切り取ることができるようにするという。
定着するまでには5年とか10年とかのスパンで考えなくてはならないんだろうけど、
ゆくゆくは、現在表紙の裏についているバーコードをスキャンすることなしに
(スマートになりますね。和田誠さんの装丁する本にとっては喜ばしいことでしょうか)
背表紙にICタグを埋め込み、棚の本の背表紙をなぞるだけでの
単品管理が可能になるんだって!
タグをつけたままの本を鞄の中に持っててもピッとされて何持ってるか分かる。
いつどこの店で買ったのかって事も。

その話を聞いてたら…あんまりいい気持ちがしませんでした。
だってそれがたとえば携帯につくようになるでしょ。
そしたら風邪なので休みますと言ってたのに、ギンレイホールにいるぞ、とか
あーいまやっと仕事が終わったよんって言ってたけど3時間前からマダムシルク
に居つづけてるじゃん、てなことになりかねない。
きっとなる〜。